五穀種元

-ごこくたねもと-

 

舞歌「あらうれし あら喜ばし これぞこの 耕すわざを 事はじめてん」

 

 この神楽は「杵」とも言い、我が国の農業の起こりを説いたもので、五穀豊穣を祈念して舞われています。

 五穀(粟・稗・麦・豆・稲)を植え広めるようにとの詔を受けた天熊大人(あめくまのうし)は、天村君(あめのむらぎみ)に五穀の作り方と蚕の飼育方法を教えます。天村君は、これを人民(おおみたから)に伝え、彼らは鋤(すき)と鍬(くわ)で荒野を耕し、種を植え収穫しました。

 そして豊作を神に感謝する新嘗祭(にいなめさい)をするべく、神禰宜(かんねぎ)を呼び、餅をつきます。

 最後に餅まきが行われます。