天神

-てんじん-

 

舞歌「こち吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」

 

 この神楽は、学問の神として名高い菅原道真が当時右大臣であった頃、左大臣・藤原時平の陰謀によって京都から大宰府に追われたエピソードをもとに作られています。

 平安の頃、右大臣であった菅原道眞(すがわらのみちざね)は、左大臣藤原時平(ふじわらのときひら)に謀られ、筑紫大宰府へ左遷されます。道眞は無念の思いを天帝に訴え、鉄火や拆雷(さくいかづち)をもって時平を退治ます。