鹿島

-かしま-

 

舞歌「国中の 荒ぶるものを 平げし 鹿島香取の 神ぞ貴き」

 

 この神楽は、大国主命(おおくにぬしのみこと)の国譲りを題材としたものです。

 經津主命(ふつぬしのみこと)と武甕槌命(たけみかづちのみこと)は、大国主命(おおくにぬしのみこと)に出雲の国を譲るように談判します。大国主命は二人の息子の承諾を得ることを条件に国を譲ることを約束します。第一の王子、事代主命(ことしろぬしのみこと)は承諾しますが、第二の王子、建御名方命(たけみなかたのみこと)は承諾せず、遂には經津主命(ふつぬしのみこと)と力くらべとなります。力くらべに敗れた建御名方命(たけみなかたのみこと)は降参して命乞いをし、国を譲ります。

 その後、建御名方命(たけみなかたのみこと)は、長野県、諏訪神社の守り神となりました。